DPワールドツアーの「アブダビHSBC選手権」を制したのは、ベルギー人のトマス ピーター(29歳)でした。最終日を首位と1打差でスタートした選手ですが、昨日の私の予想では優勝はないなと思い、コメントをしていませんでした。
トマス ピーターは、最終日をパープレーの72で回って優勝しているので、各選手ともスコアを大きく伸ばすことができませんでした。報道によると一番の原因は、各ホールとも「えっ? そこ?」と選手が首をかしげたくなるところにピンが切ってあったからだそうです。
ピーターは、この大会でDPワールドツアー(旧欧州ツアー)通算6勝目をあげ、現在の世界ランキング72位を31位まであげてきそうです。彼は2016年と17年に大活躍した選手で、まだ29歳と若いながらもピークが過ぎた感がある選手でした。特に17年2月には、米PGAツアー「ジェネシス招待」で2位、WGCメキシコ選手権で5位、4月の「マスターズ」で4位入賞。その後もWGCブリジストン招待で4位にはいり、世界ランキングを25位まであげていましたが、最近はその勢いがみられない状況でした。
首位でスタートしたスコット ジェイミーソンは、予想どおり5オーバー77のスコアで10位タイに沈みました。首位に一打差の2位からスタートしたシェーン ロウリーも、出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩き、その後も立て直すことができずに、同じく77のスコアで12位タイ。ビクターホブランドはパープレーで4位タイ。ラファカブレラベロは2アンダーのプレーで2位タイの成績でした。
予選ラウンドをカットラインすれすれで通過したローリー マキロイは、土日を67,69のスコアで盛り返して12位タイの成績で終えています。世界ランキング2位のコリン モリカワはこの大会は最後まで波に乗れずに62位タイの成績でした。
また、金谷は最終日を1アンダーの71で回って最終成績を25位タイとし、川村昌弘は65位タイでした。