DPワールドツアー(旧欧州ツアー)の大会「ドバイ デザート クラシック」は、奇しくも前日におこなわれた米ツアーの「ファーマーズ インシュアランス オープン」の試合展開とまったく同じものになりました。
先にホールアウトした選手が首位の位置を保ち、後続の選手の結果を待つ。後続の選手の中のひとりが追いついて、プレーオフになる。プレーオフの1ホール目(パー5)で、先に上がった選手のほうがバーディーを奪い、パーとした選手を退ける。まったく同じストーリーでした。
米ツアー「ファーマーズインシュアランスオープン」のほうは、昨日のわたしのブログを参照してもらうこととして、
https://worldgolfinformation.com/2022/01/30/
「ドバイデザートクラシック」でプレーオフの結果優勝を決めたのは、ビクター ホブランド(24歳) そして、敗退し2位となったのがリチャード ブランドでした。ブランドという選手は、昨年欧州ツアー(現DPワールドツアー)で48歳という年齢でツアー1勝目をあげた遅咲きの苦労人で、ちょうどホブランドの倍の年を生きてきたことになります。彼が最終ホールをバーディーとしてホブランドに追いついた大きなパット(clutch putt)が以下の動画になります。
ホブランドは、11月の米ツアー「マヤコバ選手権」と12月の「ヒーロー ワールド チャレンジ」に優勝し、先週の「アブダビHSBC選手権」でも4位タイに入るなど、プロデビューしてわずか2年半ですが、めきめき頭角をあらわしてきています。今回の優勝の大きな要因となった17番のイーグルです。距離の短いパー4でワンオンに成功し、パットをしっかりと決めました。(以下の動画)
この優勝でホブランドは、世界ランキングを3位まであげてきました。現在の世界ランキングでは、1位がジョン ラウム(27歳)、2位がコリン モリカワ(24歳)です。最近若手の台頭が著しく、世界男子ゴルフ界も30歳を過ぎると、少し年齢を気にするような流れになってきました。