昨日のブログで、ゴルフ界に米PGAツアーと対抗するかたちで、チーム戦で戦うリーグを新しく創設しようという動きがあり、イワン ポールターは移籍すれば3000万ドル支払うとオファーされたと公言していると書きました。
そんな中、現在世界ランキング9位で、2年前の「全英オープン」でメジャー初タイトルを手にし、目下ドライバーの平均飛距離が米ツアー1位のブライソン ディシャンブー(28歳)に対しては、1億3000万ドル(1ドル115円換算で149億5千万円)のオファーがされているというニュース流れ、ゴルフ界に激震が走っています。
ディシャンブーは、「サウジ インターナショナル」に出場していましたが、初日のプレーを3オーバーで終えたあと、怪我を理由に棄権しました。彼にオファーされた金額の大きさに対する反響の大きさのため、プレーを続けられる状態ではなくなったようです。
ディシャンブーに対して1億3000万ドルのオファーであれば、他のトップ選手に対しても、似たような金額の提示がなされていると考えて間違いないようです。トップ選手の中で、新リーグへの移籍をはっきりと拒否しているのは、ローリー マキロイとブルックス ケプカのふたりぐらいです。
それ以外のトップ選手は、お互い「どうするの?」「いく?いかない?」と相手の腹の探り合いをおこなって、まさに疑心暗鬼状態といっていいかもしれません。
人気と実力を兼ね備えた選手を引き抜き、米PGAツアーを割るかたちで、新リーグが生まれるかどうか? 当分の間、水面下のバトルは続きそうです。