今年、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)からアジアンツアーに移った「サウジ インターナショナル」は、３日目が終了し最終日を残すのみとなりました。この大会には米PGAツアーで活躍する多くのトッププレーヤーが出場し、３日目終了時の順位が以下のようになっています。
１位 ハロルド バーナー３世 １２アンダー
２位 アドリ アーナウス １１アンダー
３位 トミー フリートウッド １０アンダー
４位 キャメロン スミス ８アンダー
５位タイ ダスティン ジョンソン ７アンダー
同上 木下稜介
同上 ウェイド オーンズビー
８位タイ エグザンダー シャフレ ６アンダー
トップの選手は１２アンダーと、１日に４つしかスコアを伸ばしていないので、結構難しいコース設定になっています。すると、下位からビッグスコアで優勝をさらう選手は予想しにくく、どうやら優勝は以上の８名に絞られそうです。日本から出場した木下が大健闘しています。金谷拓実は３アンダー、１６位タイ。星野陸也はイーブンパー、３２位タイの位置にいます。
首位のバーナー３世(３１歳)は、アメリカの黒人選手で米ツアーでプレーしています。２０１６年にオーストラリアの大きい大会「プロ選手権」に優勝していますが、まだ米ツアーでは未勝利です。
２位のアーナウス選手は、２７歳のスペインの選手です。下部ツアーでの優勝がありますが、DPワールドツアーでの優勝はありません。しかし、昨年１０月の「スペイン オープン」ではプレーオフまで進出しましたが、惜しくも敗れ優勝を逃しています。そろそろ、１勝を達成するかもしれません。
３位のフリートウッド(３１歳)は、現在世界ランキング４６位の選手で、DPワールドツアー通算５勝を挙げていますが、米ツアーでは未勝利です。ランキングも２０２０年には１０位まで順位を上げましたが、その後現在まで徐々に順位を落としてきており、今回勝ち切れるかどうか不安が残ります。
４位のスミス(２８歳)はオーストラリアの選手で、今年最初にハワイで開催された「セントリートーナメント」では、トップ選手が揃って出場した中で優勝し、米ツアー４勝目をあげました。世界ランキングも現在１１位と、上位の選手より数段格上ですし、首位との４打差をはねのけて、優勝をさらうかもしれません。
そして、５位には昨年と３年前のこの大会で優勝しているダスティン ジョンソンがいます。優勝して近々に予定されている結婚式に花を添えたいところですが、首位と５打差は少しきつそうです。また、昨年のこの大会以降優勝がなく、昨年６月までキープしていた世界ランキング１位の座も現在５位まで順位を落としています。過去２度優勝している相性のいい大会で結果を残すことができるでしょうか？
ということで、当ブログとしては優勝者をアドリ アーナウスかキャメロン スミスのどちらかと大胆予想いたします。