先週のアジアンツアー「サウジ インターナショナル」に出場していた日本人選手の大会成績と、その結果世界ランキングがどう変化したかチェックしてみます。
初日から上位につけて健闘し、8位タイの成績をあげた木下稜介は、世界ランキングを75位から71位に順位を上げました。
14位タイに終わった金谷拓実は、ランキング順位を57位から58位に落としました。星野陸也は28位タイで、94位から99位に後退しました。
世界ランキング50位以内にいれば、メジャー大会、WGCの大会をはじめ海外の試合への出場資格が生まれるので、そこをなんとかキープしておきたいはずです。
また、米PGAツアー「ペブルビーチ プロアマ」にスポンサー推薦で出場していた小平智は、前半いい位置をキープしていましたが、後半に勢いを失い33位タイに終わり、世界ランクを269位から264位としました。
彼の場合は米PGAツアーカードを取り戻したい気持ちが強いはずで、世界ランキングの順位よりも(もちろん2つはかなり連動していますが)米PGAツアーのフェデックスカップポイント獲得ランキングの方への関心が強いはずです。
小平は今回その順位を156位から142位としました。8月のシーズン終了時に125位以内にいれば、翌シーズンのツアーカードを手にすることができます。今後どれだけ試合に出場できるのか、そしてどんな成績をおさめることができるのかが重要になってきます。
2月24―27日の日程で開催される「ホンダ クラシック」は、日系企業がスポンサーなので、推薦を得ることができるかもしれません。また、「マスターズ」の翌週に開催される「RBCヘリテージ」は、小平が優勝したトーナメントなので、歴代優勝者の資格で出場が可能です。それ以外の試合に何試合出ることができるのかが鍵となります。
今シーズンの小平のプレー、期待を込めてウオッチしていきましょう。