今週の米PGAツアーは、アリゾナ州スコットデールで「フェニックス オープン」が開催されています。この大会はほかの大会と比較して、毎年観客動員数が桁違いに多いことで有名です。
とくに16番(パー3)は周囲を観客席で囲み、野球やバスケットボールのスタジアムのような作りとなっていて、数千人のギャラリーが楽しむことができます。下記の動画が今年の大会前におこなわれたプロアマの模様です。
ふつう選手がアドレスに入ると、ギャラリーは歩くのをやめ、会話を慎まなくてはなりませんが、このホールだけは別です。アルコールで気分をよくした観客が大声で騒ぐなか、選手はティーショットを打ちます。もしグリーンをはずそうものなら、ブーイングが巻き起こってしまいます。
昨年の大会は、コロナの影響で入場者数を大幅に制限しましたが、今年の大会は以前の状態に戻りました。以下の写真は今年の初日の模様です。
これだけの観客を入れながら、誰ひとりとしてマスクをしていません。感染者の数は日米でそんなにかわらないと思いますが、日本とはコロナに対する考え方が根本的に異なるのでしょう。
今年の大会にはジョン ラウム、ジョーダン スピース、パトリック キャントレー、松山英樹をはじめ有力選手が多数出場し、もちろん昨年大会の優勝者ブルックス ケプカも出ています。ケプカは2015年の大会も優勝し、相性のいい大会です。また松山もこの大会で2016年、17年に2年連続優勝を果たしています。
4日間の熱戦を楽しみましょう。