タイガー 世界ゴルフ殿堂入り

米PGAツアーでは、3月10~13日の日程で「プレイヤーズ選手権」が、フロリダで開催されます。この大会は5番目のメジャーと呼ばれることがある大きな大会です。米PGA本部の近くにあるゴルフ場「TPCソーグラス」で開催され、17番(パー3)のアイランドグリーンが特に有名です。

例年この大会の前日に、その年新たに「世界ゴルフ殿堂」入りをする人たちの表彰式がおこなわれます。今回殿堂入りするのは、タイガーウッズと前米PGAコミッショナーのティム フィンチョンを含む4名です。今回の4名を入れ、いままでに殿堂入りを果たした人は合計164名になります。

殿堂入りするための条件として「年齢が45歳以上」というものがあり、タイガーは45歳になると同時、2020年に殿堂入りが発表されていました。通常は前の年に発表され、年が明けて3月に表彰式が開催されますが、2021年はコロナ禍の影響で表彰式が延期となり、今年開催されることになりました。

タイガーは今からちょうど1年前に、交通事故で足に大けがを負い、現在もリハビリの最中でツアー復帰のめどが立っていません。しかし、今までの実績―米ツアー優勝回数82回で歴代1位タイ、そしてメジャー優勝回数は15回で歴代2位の記録は誰にも引けをとりません。その数字以上にすばらしい功績は、その強さによって今までゴルフに興味のなかった人までファンにしてしまったことです。観客動員数が増え、テレビ視聴率がアップし、ゴルフ人口が大幅に増えました。

ゴルフファンのひとりとしては、もう少し現役でプレーする姿を見続けたいと思うので、タイガーの1日も早い回復を願っています。