昨年9月、「ライダーカップ」が、アメリカ・ウィスコンシン州で開催されました。コロナ蔓延のために1年延期しておこなわれ、その時のアメリカ側のキャプテンはスティーブ ストリッカー(55歳)でした。米ツアー通算12勝のストリッカーはアメリカチームを19対9という歴史的大勝利に導きました。
2023年にイタリアで開催される次回「ライダーカップ」は、スティーブ ストリッカーが大勝ちしたので、もう一度キャプテンをやるのではないかという憶測もありましたが、ザック ションソン(45歳)が指名されるということが、関係者に近い筋からの情報としてメディアで流れています。
ザック ジョンソンは、メジャー優勝2回(2007年マスターズと2015年全英オープン)を含む12勝を挙げているベテラン実力派です。今週開催されている米ツアー「ホンダクラシック」に出場していて、初日のラウンドを終えたあと報道陣にこの話題を振られても、「今はこの大会だけのことを考えている。この大会に集中したい。」とだけ答えて、キャプテンに選出されたことに対してはコメントを避けました。
ジョンソンがコメントを避けた理由をいろいろ推測してみると
- まだ正式発表がなされていないため
- 前キャプテンのスティーブストリッカーが健康を害していて、その容態が芳しくなく突然話が回ってきたので、彼に対する配慮から素直に喜べないでコメントを避けた。
- まだ45歳でまだまだレギュラーツアーでプレーを続けていきたい。ライダーカップのキャプテンというと、功成り名を遂げた選手への褒美のようなイメージがある。
- 今ゴルフ界を大混乱に陥れている「スーパーゴルフリーグ」へ関心があり、来年の9月まで動きをとめられてしまうと、新しい動きに対して乗り遅れる可能性がある。
いずれにしても、ジョンソンのノーコメントの裏には何かありそうです。