3月4日のブログで今週おこなわれている各ツアーの大会を紹介しましたが、ひとつ漏れていました。
https://worldgolfinformation.com/2022/03/04/
米PGAツアーでは、「アーノルドパーマー招待」がおこなわれていますが、もうひとつ「プエルトリコオープン」も開催されています。メジャー大会やWGC(世界ゴルフ選手権)などの大きい大会と同じ日程で、米PGAツアーの大会が開催されることは、裏大会(opposite field event)としてよくあることなのですが、今回のような日程は珍しいことです。ちなみに昨年の「プエルトリコオープン」は、WGCの大会の裏大会として開催されました。
この「プエルトリコオープン」に、昨シーズンで米PGAツアーカードを失った小平智が出場しています。2日目を終わって2位の位置にいましたが、3日目に2バーディー、5ボギー、1ダブルボギー、トータル5オーバーの77を叩いて、36位タイと大きく順位を落としました。
小平がもしこの試合で優勝することができたら、ふつうに2年間のツアーカードを手にすることができ、米PGAに復帰することができます。優勝できなくても上位に入れば、フェデックスカップポイントを多く稼ぐことができ、シーズン終了時にランキングで125位以内にいればツアーカードを再獲得することができます。
なおこの試合には、今田竜二も出場していましたが、予選ラウンド11オーバーのスコアで予選落ちしました。今田は今シーズン昨年10月日本で開催され、松山が優勝した「ZOZO選手権」にも出場しました。予選カットのない試合でしたが、途中棄権選手を除いて最下位の成績に終わっています。また、先月の「ペブルビーチプロアマ」にも出場しましたが、予選落ちを喫しています。
今田は14歳のとき渡米してゴルフアカデミーに入り、その後ジョージア大学で2年間プレーしたのちにプロとなっています。下部ツアーで2勝して、米PGAツアーに昇格し、2008年「AT&Tクラシック」でツアー初優勝を果たしました。日本人男子選手としては、青木、丸山に次いて3人目の米ツアー優勝者です。
今田はすでに45歳を過ぎていますが、今シーズン米PGAツアーの試合に再挑戦しています。どんな結果を出すのかウォッチしましょう。