先週の米ツアー「アーノルド パーマー招待」を優勝したのは、スコッティ シェフラー(25歳)というアメリカの選手でした。
強風が吹く中非常に厳しいコースセッティングでした。シェフラーの最終日のスコアはイーブンパー、4日間トータルの成績が5アンダーで、バーディーをとってどんどんスコアを伸ばしていく試合展開ではなく、いかにしてミスをなくしボギーを打たないようにするかが試されるような大会でした。
最終成績2位タイに並んだテリル ハットン、ビクター ホブランド、ビリー ホーシェルの3人も、ハットンこそ最終日3アンダーで回りましたが、ホブランドは2オーバー、ホーシェルは3オーバーの成績でした。2オーバー、3オーバーのスコアで2位に入ることができるのですから、どれだけ難しいコースコンディションだった、どの選手も大たたきしたのかがわかるというものです。
優勝したシェフラーは、2019年に米PGAの下部ツアーで2勝をあげ、2020年より米PGAツアーでプレーしている選手です。2021年には公式戦で「59」のスコアを出したり、昨年秋の「ライダーカップ」にアメリカ代表に選出されたりした実力のある選手ですが、いままで米PGAで1勝することができませんでした。
しかし、先月の「フェニックス オープン」で念願の米ツアー初優勝をあげてから、わずか2試合めで2勝目を達成しました。また、世界ランキングも今週は5位まであがってきました。彼の上位にいるのはジョンラウム、コリンモリカワ、ビクターホブランド、パトリックキャントレーの4名だけです。
シェフラーは、身長191センチ、体重91キロと非常に恵まれた体格で、スイングは非常にしなやかです。今後が期待される選手です。