バルスパー選手権

米PGAツアー「バルスパー選手権」は、最終日を首位と3打差でスタートしたサム バーンズと首位でスタートしたデイビス ライリーのふたりによるプレーオフにもつれ込めました。そのプレーオフ2ホールめにバーンズが、33フィートの長いバーディーパットをねじ込んで優勝を決めました。そのパットが以下の動画です。

バーンズは昨年のこの大会でも優勝しており、見事タイトル防衛を果たしました。また、ツアー3勝目を挙げ、来週発表される世界ランキングでは10位となり、トップ10入りの快挙となります。

優勝したバーンズには、実は17番(パー3、198ヤード)で、崩れてしまいそうな危ない場面がありました。ティーショットを大きく左に曲げてバンカーに入れ、ピンまで残り17メートルのバンカーショットは、グリーンに届かず手前のラフに止まります。そこから打ったチップショットは強めに入ってしまい。ボールはピンを3メートルもオーバーしてしまいます。しかし、バーンズはこの返しのパットをきっちりと入れ、なんとかボギーであがり、優勝戦線に踏みとどまることができました。「

バーンズとプレーオフを戦ったデイビス ライリーは同じ年(25歳)で、生まれ育ったところがとなりの州(ミシシッピ州とルイジアナ州)どうしなので、ジュニア時代からよく競い合った仲だそうです。また、2014年にはジュニア ライダーカップ アメリカチームのメンバーにふたりそろって選出されました。

ライリーは昨年下部ツアーで2勝して、今年から米PGAツアーに上がってきた選手です。昨年10月の「バーミューダ選手権」で7位タイ入って以来、2度目のトップ10入りです。これからの活躍が大いに期待される選手で、バーンズとライリーのふたりがライダーカップのメンバーとして欧州チームと対戦する日が、いつかやってくるかもしれません。