WGC マッチプレー

今週の米PGAツアーは、「WGCマッチプレー」が始まりました。いつもより1日早く水曜日から始まり5日間大会となります。また、米PGAツアーでは唯一のマッチプレー形式の大会です。

世界ランキング64位までの選手が、まず16のグループに分かれてプレーします。グループ内の4名の選手が総当たりでプレーして、成績上位の2名が決勝トーナメントに進出します。決勝トーナメントでは、もちろん負ければその場でおしまいとなります。

この形式では、大会が進めば進むほど残る選手の数が少なくなり、最終日は決勝戦と3位決定戦の2試合だけ開催されるので、4名しか残りません。最後まで人気のある選手が残れば、大会は大いに盛り上がりますが、そうでない場合は少し尻つぼみになってしまいます。

また、いつも話題となる3位決定戦について、プロの大会で3位を決めるために、試合をおこなう意味があるのかという問題があります。おそらく、最終日にマッチプレー1試合だけでは、間が空きすぎて生中継放送が成立しにくい。視聴者を飽きさせないよう事前に制作するコンテンツをたくさん用意する必要があるといった理由があるのかもしれません。

あるいは決勝戦が、予想外の大差がついてしまい、早々に試合が終わってしまうといったことがおこるかもしれません。その場合でも3位決定戦のほうがあれば、予定された放送時間をなんとか消化することができます。

この大会に、松山英樹は怪我のため出場していませんが、金谷拓実が、スポンサー推薦ではなく、世界ランキング64位以内という堂々の出場資格で出場しています。

しかし、予選第1試合めでエグザンダー シャフレと対戦し、3&2で敗れました。シャフレは昨年の東京オリンピックで金メダルを獲得した選手で、現在世界ランキング9位の強敵です。

金谷は明日以降、同じグループ内のトニー フィーナウ、ルーカス ハバートの二人と対戦します。フィーナウは世界ランキング23位の選手、ハバートは同44位の選手です。格上の2人との対戦になりますが、2勝すれば決勝トーナメントに進めそうです。なんとか頑張ってもらいたいと思います。