昨年2月に自動車事故をおこし、その後治療とリハビリを続けていたタイガー ウッズが、1年2か月ぶりにツアーにもどって、「マスターズ」に出場しています。
2週間前におこなわれた「WGCマッチプレー」の結果で、出場者が1つ枠を残してすべて決まった「マスターズ」の出場予定者の中に、歴代優勝者としてタイガーの名前が記載されており、「タイガーどうなの?出場するの?」と憶測を呼んでいました。
今週の月曜と水曜の2回、タイガーは「オーガスタナショナル」に入り、練習ラウンドをおこないました。報道によるとドライバーを含めショットに対する不安はなくなったものの、起伏が激しくコースとコースの間の距離があるオーガスタのコースを、18ホール歩いてまわることがどれくらい脚への負担となって、ショットに影響を及ぶのか見きわめるためだということでした。
このブログを書いている時間(8日午前9時)の時点では、タイガーはすでに初日のプレーを終えており、3バーディー・2ボギーの71のスコアで10位タイと好調な出だしです。
https://twitter.com/PGATOUR/status/1512164903485853699/photo/1
タイガーが怪我からの回復を強く印象づけたのは、6番ホール(パー3、180ヤード)、6アイアンで打ったショットです。
問題は46歳という年齢と、あと3日間プレーする体力があるかということです。ひょっとすると、ある時点で今後のことを考え、途中でプレーを断念するかもしれません。
それでもまったく構いません。タイガーがツアーに戻ってきたということは、ゴルフ界を本当に明るくさせます。世界ランキングを見てみると、トップ10にいるのはほとんどが20歳台の選手です。そんな中で、復活したタイガーがときどき吠えて、若い選手の脅威となる日がくることをこころから期待したいと思います。