1年2か月前交通事故に遭い、その後手術・治療・リハビリを続けていたタイガー ウッズが、「マスターズ」に出場し、予選を通過し4日間プレーを続けました。グリーン上でカップに入ったボールをかがみこんで取る際に、脚を曲げないでかばう姿勢を見せていましたが、怪我をした足への負荷がいちばん大きいドライバーショットは、打ったあとの表情やしぐさをみる限り大丈夫そうでした。
大会終了後のインタビューで、タイガーは今後の予定についてコメントしました。来月19日から開催される今年2つめのメジャー「全米プロ選手権」には出場するかしないかはっきりと決めていないが、7月に開催される「全英オープン」には出場すると。
ことしの「全英オープン」は第150回という節目の大会となり、開催コースも「セントアンドリュース オールドコース」となります。タイガーはこのコースで開催された大会で、2000年と2005年に優勝を果たしているので、とても相性がいいコースということができます。
今後、大きな大会でタイガーがプレーする姿をみることができるのはとてもうれしいことです。タイガーはすでに46歳ですが、昨年フィル ミケルソンが50歳で「全米プロ選手権」を優勝し、メジャー優勝最高年齢の記録を塗り替えたように、才能のある選手が高い目標をもって、体を十分にケアしていけば、決して限界などないはずです。
タイガーは米ツアーであと1勝すれば、米ツアー優勝回数が83勝となり、現在82勝で並んでいるサム スニードを抜いて、歴代単独1位となります。ファンとしてはなんとかこの記録は打ち立ててほしいと願っています。