全米ゴルフ協会(USGA)は、2027年、2032年、2037年、そして2044年の「全米オープン」をカリフォルニア州の「ペブルビーチ」で開催することを発表しました。併せて、同コースで「全米女子オープン」を、2023年、2035年、2040年、2048年におこなうことも発表しました。なお、2023年の大会は、「全米女子オープン」が初めて開かれることになります。
これで「ベブルビーチ」は、「パインハースト」「オークモントCC」と並んで、「全米オープン」の開催ローテーションにしっかり組み込まれることになりました。
それにしても、今から22年後の「全米オープン」の開催地を決定するUSGAの姿勢にはただただ感服するのみです。22年後のことなど何がどうなっているかわからないと考えるのが普通です。ましてや、今回のようにウクライナ戦争がおこったりすると、国の存立そのものが危うくなっているかもしれません。
事実、「全米オープン」も1042年から45年までの4年間、第二次世界大戦のために開催されていません。しかし、平和である限り1895年から続くナショナルオープン「全米オープン」の歴史と伝統を守り抜こうとするUSGAは本当にすごいと思います。
ちなみに日本のナショナルオープンである「日本オープン」の今後の開催予定コースは2024年までしか発表されていません。また、参考までに今から22年前あたりの「日本オープン」優勝者の顔ぶれを見てみると、
1999年 尾崎直道
2000年 尾崎直道
2001年 手嶋多一
尾崎3兄弟の末っ子直道が活躍していたころです。そのころからすると、現在の日本男子ゴルフ界がおかれている状況は激変しています。
もしわたしが22年後まで生きていれば、しっかり見届けようと思っていますが、いなかったとしても、きっと「全米オープン」は、格式をもって華やかに開催されているような気がします。