先週の米ツアー「RBCヘリテージ」では、フェアウェー左の林に打ち込んだティーショットが、古木から垂れ下がるコケにひっかかったボールの話を書きました。空中にぶら下がったボールを、真後ろに立って打っため2打罰を受けた選手の話を。
https://worldgolfinformation.com/2022/04/19/
今週開催されている「チューリッヒ クラシック」では、われわれがラウンドしていてもあるかもしれないような事例が発生しました。とは言っても、プロのトーナメントのボールはテレビが追っているので、今回ボールがどこに行ったか見つけることができましたが、われわれの場合だったら、ボールを発見できずに間違いなくロストボールになっています。
南アフリカのブレンダン グレース(世界ランキング102位)は、同郷のガリック ヒゴーと組んで、3日目優勝を狙える位置でプレーしていました。彼が13番(パー4)でティーショットを放つと、ボールはフェアウェー左サイドに飛んでいき、突然視界から消えてしまいました。ビデオで確認した結果、フェアウェー沿いにあった木の切り株の空洞部分に中に入ってしまったことがわかったのです。
グレースは競技委員を呼んで話をしたのち、アンプレーヤブル(unplayable)を宣言し、ツークラブレンクス(two club lengths)以内にドロップし、1打罰を受けてプレーを再開しました。
しかし幸運なことに、2人のうちいいスコアがそのホールのスコアとなり、パートナーのヒゴーがこのホールでバーディーを奪ったので、13ホールのスコアはバーディーの3として、試合を続けることができました。めでたし、めでたしです。