今年2月にゴルフ雑誌とのインタビュー記事の内容がSNS上に公開され、その内容の重大さから即座に謝罪のコメントと、しばらく休養しツアー競技には出場しないことをSNSで発表していたフィル ミケルソンに新たな動きがありました。
ミケルソンの代理人は、ミケルソンが来月開催される今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」と6月のメジャー第3戦めとなる「全米オープン」にエントリーしたと発表しました。
「全米プロ選手権」は、昨年彼が50歳という年齢で優勝し、メジャー最年長優勝者の記録を塗り替えた大会で、ディフェンディングチャンピオンという立場です。また、「全米オープン」はメジャー優勝者という資格で出場可能で、もし優勝すれば、ミケルソンは4大メジャーですべて優勝するという「キャリア グランドスラム」を達成することになります
ミケルソンは2つのメジャー大会へのエントリーを済ませたことと併せて、米PGAツアーと対立する新リーグ(LIVゴルフ)が計画する第1戦の大会への出場許可申請を、米PGAに対しておこなったことも発表しました。そしてこの一連の動きは、ひとつの方向性を示すものではなく、今後のためあらゆる選択肢を残しておきたいだめだとしています。
LIVリーグの最初の試合は、ロンドン郊外のゴルフ場で6月9日から3日間開催されます。これまでに同様の申請をおこなった選手の名は明らかにされていませんが、世界ランキング100位内の選手の中に15名いるという報道がされています。
今までにLIVリーグに移籍するのではないかと噂された選手は、ダスティン ジョンソン、ブライソン ディシャンブー、コリン モリカワなどといったトップ選手達も含まれています。これらの選手が15名の中に含まれているのかどうか注目されます。