4月24日のブログで、グレッグ ノーマンが今年の「全英オープン」に歴代チャンピオン(1986年、1993年2度優勝)として、特別に主催者(R&A)推薦でプレーできるよう申請したことを書きました。
https://worldgolfinformation.com/2022/04/24/
グレッグノーマンは、豪州メディアの取材に対して申請が却下されたと話しています。「今回は第150回という節目の大会で、セントアンドリュースオールドコースで開催されるというとても特別な大会だったので、出場したかったがとても残念だ。」
R&Aの規定では、歴代チャンピオンは60歳になるまで、あるいは優勝してからその後10年間は出場資格があることになっています。過去に5度優勝しているトム ワトソンに対して特別推薦がみとめられたことがあり、今年は1989年の優勝者マーク カルカベッキア(61歳)に対して特別推薦が認められています。
グレッグノーマンがただの歴代チャンピオンであれば、知名度といいゴルフ界への貢献度といい主催者推薦を与えても問題はなさそうにみえますが、彼は現在米PGAツアーとDPワールドツアー(旧欧州ツアー)で活躍する選手を高額なお金で引き抜いて、新しいリーグを創設しようとしているグループのリーダーです。
米PGAツアー、DPワールドツアーと良好な関係を築いているR&Aが今、グレッグノーマンに特例で出場を認めることは、R&Aの立場が新リーグ寄りと誤解されかねないため、到底認められるものではありません。
グレッグノーマンの一挙手一投足に、ゴルフ界が注目しています。