強風が吹く「全米プロ選手権」

今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」がオクラホマ州のサザンヒルCCで始まりましたが、強風が選手達を悩ませています。

主催者米PGAは2日目のプレーが始まる前に「今朝はグリーンを刈っていない。また今後大会期間中はグリーンを刈る予定はない。」と通達を出しました。

通常はグリーンのスピードを一定に保つために、芝が一日に成長する分を毎日刈る必要がありますが、今大会では残りの3日間グリーンを刈らないと選手に知らせたのです。これは「全米プロ選手権」史上初めてのことです。

その理由は、2日目は常時時速35kmの強風が吹き、昼前には時速60kmもの突風が予想されるためです。パットをするときに、グリーン上で止まっているボールが風で勝手に動いたり、アプローチショットがグリーンにオンして通常は止まるボールが、強風によって傾斜のきついグリーンからこぼれてしまったりするためです。

現在まだ2日目のプレーが続いていますが、予想されるカットラインはアンダーではなく、4オーバーなので、選手たちが厳しいコースコンディションに苦しんでいることがわかります。予選ラウンドの残りと決勝ラウンドを楽しみましょう。