全米プロ ジャスティントマス優勝

今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」はプレーオフにもつれ込みましたが、ジャスティントマスがウィル ザラトリスを下して優勝し、2017年に次いでこの大会2度目の栄冠を手にしました。

「全米プロ」のプレーオフはサドンデス形式ではなく、決められた3ホール(今回は13、17、18番)をプレーして、トータルストローク数の少ない選手が勝ちになります。もしこの3ホールで勝者が決まらなかった場合は、サドンデスプレーオフに切り替えて勝者が決まるまでプレーを続けます。

プレーオフでは、13番パー5は両者ともバーディーとし、17番はバーディーのトマスに対して、ザラトリアスはパー。最終18番をトマスはパーで上がりましたが、ザラトリスはパー以下であがることができなかったため、トマスの優勝が決まりました。

トマスは予選の2日間を67、67の6アンダーとして3位につけ、十分に優勝が狙える位置にいましたが、第3ラウンドで74をたたき、首位から7打差の9位タイと優勝をねらうにはかなり厳しい位置まで後退してしまいました。

しかし、トマスは最終日3アンダー67、トータル5アンダーで先にホールアウトし、後続の選手のプレーを待つ展開になりました。首位を走っていたミト ペレイラですが、最終18番ホールでまさかのダブルボギーをたたき、トータル4アンダーとなり脱落。ザラトリスはなんとか1オーバーのプレーでトータル5アンダーとして、トマスとのプレーオフに残ることができました。

ジャスティン トマスは、この優勝で世界ランキングが9位から5位にあがり、世界順位は、1位スコッティ シェフラー、2位ジョン ラウム、3位キャメロン スミス、4位コリン モリカワとなります。