下の写真は、「全米プロ選手権」に出場したタイガーが、ティーショットを大きく曲げて、林の中から多くのギャラリーに囲まれて2打目を打つ場面です。この場面に居合わせたギャラリーのひとりが今話題になっています。
ほとんどのギャラリーは、タイガーのショットを録画しようとスマホを向けて、スマホの画面ごしにタイガーを見ています。そんな中で、ひとり缶ビールを両手で持ち、タイガーのスイングをじっと見つめている長身の男性がいます。
この男性のことが、彼がもっているビールのメーカー、ミカロブの知るところとなり、彼はスポンサー契約を結びコマーシャルに出ることになりました。また、彼の姿を描いたビール、Tシャツ、帽子も販売されます。もちろん報酬が支払われます。
確かに大事な場面をスマホで撮っておけば、その場面はいつまでも残るけれど、いつの間にか撮影したことも忘れてしまい、見返すことがないかもしれません。しかし、彼のように真剣に自分の目でタイガーのショットを見ていれば、いつまでも記憶のなかでは鮮明で、「あの時のタイガーのショットはこうだったよね。こんな弾道だった。」と友人に話すことができるかもしれません。
スマホを置いて、自分の目でしっかりと物事をみる。大切なことかもしれません。