6月16日からアメリカ東部マサチューセッツ州の「ザ カントリークラブ」で開催される「全米オープン」の1次予選会がアメリカ各地で始まりました。
ミズリー州カンザスシティでおこなわれた予選会のことがちょっとした話題となっています。ジョン エカート(26歳)という選手が出場し、40オーバーの112でホールアウトしました。

なぜ彼が予選会に出場したかというと、オンラインの仮想フットボールチームのオーナーとして負けがかさんでいましたが、もし予選会に出場すれば借金をちゃらにしてもらえることになったためです。
彼は月1ゴルファーで、だいたい90台前半でラウンドをする選手だそうですが、なぜこんなアベレージゴルファーが「全米オープン」予選会に出場することができたのでしょうか?
プロだけでなく、アマチュアにも門戸を開いているオープン競技である「全米オープン」の予選会に出場するためには、アマチュア選手の場合USGAが認定するハンディキャップが1.4以下でなくてはなりません。
しかし、エカート君は出場申し込みの段階で、自分をプロフェッショナルゴルファーと偽っていたため、技量については問われることなく予選会に出場することができました。
プロであれ、アマチュアであれ本当に「全米オープン」のタイトルを目指して、日々研鑽努力している選手にとっては、ゴルフというスポーツへの冒とく(お前、ゴルフをなめとんか?)ともとれるエカート君の行為です。今後は1次予選出場申し込み者の審査が厳しくなりそうです。