このブログで連日書いている「LIVゴルフ招待シリーズ」の初戦についての続報をお伝えします。
米PGAツアーとDPワールドツアー(旧欧州ツアー9と敵対する形でつくられようとしている「スーパーゴルフリーグ」の前段階として今年開催される「LIVゴルフ招待シリーズ」の初戦が、いよいよ来週6月9日から11日まで、イギリス、ロンドン郊外のゴルフ場で始まります。
米PGAツアーとDPワールドツアーは、同じ週にトーナメントを主催するため、ツアーメンバーに対して出場することを認めませんでした。認められなくても、敢えて出場する選手に対しては、罰則(最悪の場合、永久追放を含む)を与える旨も選手側に伝えてあります。
しかし、ダスティン ジョンソン、リー ウェストウッド、イワン ポールター、ルイ ウーストヘイゼンといった選手が出場の意志を示し、米PGAツアーとDPワールドツアー側は今後どういう処分を下すべきか苦慮しています。
大会は48人の選手によって、3日間大会で開催され、個人戦と団体戦で競われます。競技はショットガンスタイルと言って、すべてのグループが1番と10番からスタートするのではなく、各ホールから選手たちが同時にスタートする試合形式になるので、全体の試合時間が大幅に短縮されます。
大会の賞金額が大きいことには驚愕です。多額の賞金と移籍金で選手を引き抜こうと考えたわけですからもっともなことなのですが、、、、個人戦の優勝者には400万ドル、2位には213万ドル、3位が150万ドル、最下位48位の選手にも12万ドル(約1560万円)が与えられます。
また4人でチームをつくり、チーム戦で優勝すると300万ドルがもらえるので、単純に4で割ればひとり当たり75万ドル(約9750万円)もらえることになります。個人戦でふがいない成績に終わっても、他のメンバーが頑張ってくれて多額の賞金を手にすることもあり得ます。
「LIVゴルフ招待シリーズ」は、今季この大会を入れて8試合予定されています。世界のトッププレーヤーが今後何人移籍を決断するかで、どんどん大きくなっていくのか、あるいは反対に衰退していくかが決まります。
もし、大きくなっていくと仮定すると、どんどん有力な選手が加入してきて、48名という出場枠は決まっているので、成績下位の選手は当然のごとく解雇という憂き目にあうことは容易に想像されます。