連日お伝えしている「LIVゴルフ招待シリーズ」の初戦がイギリスで始まり、第1日目のプレーが終了しました。
48名がプレーしているこの大会で、5アンダーのスコアで首位に立ったのは南アフリカのシャール シュワツェル(37歳)です。これまでにDPワールドツアー(旧欧州ツアー)で11勝をあげ、米PGAでは2011年の「マスターズ」を含み2勝の実績がある選手です。フィル ミケルソンとダスティン ジョンソンのふたりは、1アンダー、7位タイとまずまずの出だしです。セルジオ ガルシアは16位タイ。ルイ ウーストヘイゼンは22位タイです。
日本人選手として今回このLIV招待シリーズに加入した谷原秀人は、イーブンパーで11位タイ。木下稜介と香妻陣一郎は3オーバー、24位タイの位置にいます。
48名の選手がティーオフしてほどなく、米PGAツアーはこの試合に出場した17名の米PGAツアーメンバーに対して、米PGAツアー競技への無期限の出場停止処分を発表しました。また、米国での開催が予定されている第2戦に出場することを表明したブライソン ディシャンブーとパトリック リードについても同様の処分を下しました。
先日米PGAツアーは、今週の「RBCカナディアンオープン」と同じ週に開催される「LIV招待ゴルフシリーズ初戦」への出場は認めないと、各選手が提出していた出場許可申請を却下し、違反者には厳罰で臨むと警告を発していました。
世界ランキング34位の韓国系アメリカ人ケビン ナー選手は、米PGAツアーからの厳しい処分を避けるため、大会開始前に米PGAツアーから脱退したと発表していました。また、2010年の「全米オープン」覇者グラン マクダエルは、この大会の開始直前に米PGAツアーからの脱退を表明しました。
無期限出場停止処分を受けた選手に中には、米PGAツアーの今回の処分は不当であると訴訟をおこす構えを見せている選手もいます。1個人事業主の立場である選手を米PGAは不当に拘束し、選手の選択の自由を奪っていると。
今後、処分を受けた17人の選手の動きに注目です。