現地時間30日から、アメリカオレゴン州の「パンプキンリッジGC」でLIVゴルフ招待シリーズ第2戦が開催されます。このコースは米PGAツアーではあまりなじみがありませんが、過去「全米アマ」を決める大会が開催され、1996年にはタイガー ウッズが「全米アマ」3年連続優勝という偉業を達成したコースとして知られています。
ロンドンで開催された第1戦は、南アフリカのチャール シュワッツェルが個人戦で優勝し、ゴルフ史上最高金額となる400万ドル(5億4400万円、1ドル136円換算)を手にしました。さらに、シュワッツェルは団体戦でも優勝したので、75万ドルが加算されました。
第1戦終了後にLIVゴルフへの移籍を表明したブルックス ケプカ、ブライソン ディシャンブー、パトリック リード、アブラハム アンサー、マシュー ウルフなどの選手が初めて出場します。
日本人選手は、谷原秀人、木下稜介、香妻陣一郎に加えて、今回の大会から稲盛祐貴が新加入します。稲盛は先週の日本ツアー「日本プレーヤーズ選手権」に優勝したので、LIVゴルフ主催者側に存在感を強くアピールする最高の手土産になりました。
この「日本プレーヤーズ選手権」は、2年前に日本プロゴルフ選手会が動いて、スポンサーを説得しようやく実現した大会です。現在選手会会長は谷原秀人のはずです。本来であれば大会でのさまざまなイベントに顔を出し、スポンサーやファンに挨拶をするべき立場でした。谷原は海外でプレーすることを強く望んでいたとはいえ、要職を投げ出してLIVゴルフに加わったことは強く非難される行為です。
今後LIVゴルフがどうなっていくのか?米PGAツアーに対抗する大きな存在になっていくのか?それは今後どんな選手が移籍してくるのかということと、4つのメジャー大会への出場権が来年以降も認められるかどうかということの2点にかかっています。