全米オープン 優勝者予想

今日はこのブログ恒例となっています4大メジャー大会「全米オープン」優勝者予想をおこないます。まず、何度も書いてきましたが、優勝は世界ランキング50位前後以内の選手に限られます。「50位前後以内の選手」という変な表現になるのは、50位ではっきりとした区切りがあるわけではないので、51位の選手が優勝するかもしれないし、54位の選手が勝つかもしれない。しかし、70位の選手や80位の選手が優勝することはありえないということです。

なぜなら、世界ランキングは過去2年間の選手の獲得ポイントをもとに算出され、過去1年の間獲得ポイントはそのまま加算されますが、2年前から1年前までのポイントは少し減らして加算されます。総獲得ポイントを出場試合数で割った値を高い順番に並べたのが世界ランキングなので、選手の最近の勢いも反映した選手の本当の力を示していることになります。数字はうそをつかない、まったくそのとおりです。

まず、過去の「全米オープン」優勝者をみてみると

2016年 ダスティン ジョンソン

2017,18年 ブルックス ケプカ

2019年 ゲーリー ウッドランド

2021年(コロナ禍) ブライソン ディシャンブー

2021年 ジョン ラウム

以上の選手はすべて大型の選手です。「全米オープン」のラフの深さ、コース全長の長さなど厳しいコース設定に耐えうる体を有している選手です。

次に世界ランキング上位の選手をみていくと

世界ランキング1位のスコッティ シェフラーは、今季「マスターズ」を優勝しているので、年間メジャー2勝はむずかしそう。

同2位のジョン ラウムは、ディフェンディングチャンピオンなので、なかなか連覇はむずかしそう。

同3位のローリー マキロイは、先週の米ツアー「カナディアンオープン」で優勝しているので2週連続優勝はなかなかむずかしそう。

同4位のパトリックキャントレーは、少し体が小さいかも。

同5位のジャスティン トマスは、先月の「全米プロ選手権」覇者なので、年間メジャー2勝はきつそう。

同6位のキャメロン スミスは、今季「プレヤーズ選手権」を優勝していますが、ドライバーの飛距離不足(298.8ヤード、ツアー中102位)フェアウェーキープ率(56.7%、ツアー中151位)では、ラフからのショットが厳しそう。

同7位のコリンモリカワは、体が小さいかも。

同8位のビクター ホブランドは、過去のメジャー大会での実績がまだまだ不足。

同9位のサン バーンズは、今季3勝をあげ、直近の2試合で優勝と4位タイなので、現在一番勢いがある選手である。優勝あるかも。一押し。

同10位のジョーダン スピースは、最近ショット前のルーティンワーク(トップ時の手首の姿勢を誇張する)を取り入れて、それがまだ板についていないよう。

ということで、わたしの優勝候補はサン バーンズと世界ランキング14位のウィル ザラトリスの2名とします。ザラトリスはやってくれそうな何かを感じる選手なのです。