比嘉一貴

昨日閉幕した日本男子ツアーのメジャー大会「BMW日本ツアー選手権森ビルカップ」で、比嘉一貴選手(27歳)が優勝しました。海外の有名なゴルフウォッチャーが、比嘉についておもしろい事実を指摘していますので紹介します。

比嘉はこの優勝で、世界ゴルフランキングを112位から80位に順位をあげます。ウォッチャー氏によると、比嘉の身長158センチは今まで世界ランキング100位以内に入った選手のなかで一番身長が低い選手であると。

背が低い選手と言われてわれわれ世代が一番に思い浮かべるのは、イギリス人イワン ウーズナム(現在64歳)という選手です。DPワールドツアー(旧欧州ツアー)で通算29勝あげ、1991年の「マスターズ」を制しました。その彼の身長は164センチです。

ゴルフにおいて飛距離は非常に重要なファクターです。飛距離を出すためには、クラブのヘッドスピードを上げることが必要になります。ヘッドスピードを上げるには、背が高い(ゆえに手も長い)選手のほうが、スイングアークが大きくなり断然有利となります。

しかし、反対にスイングアークが大きくなれば、狙い値からのブレも大きくなり、そのぶれを小さくおさえようとすると、より精度の高いスイングが要求されます。なので、巷間言われるほど身長には左右されず、別のファクターで優劣が決まるのかもしれません。

比嘉選手の今後の活躍に期待しましょう。