今週の米PGAツアーは、ミシガン州のデトロイトで「ロケットモーゲジ クラシック」が開催されています。「全英オープン」が2週間前に終わり、ことしの4つのメジャー大会はすべて終了しました。なので、4大メジャー大会のタイトルを目指して1年間頑張ってきたトッププロは、先週の「3Mオープン」とともにこの大会を休養にあてています。
そして、8月11日から始まる「セントジュード選手権」、8月18日からの「BMW選手権」、そして8月25日スタートの「ツアー選手権」というシーズン最終のプレーオフシリーズに向けて調整し、今度はフェデックスチャンピオン(年間最優秀選手)になるための挑戦が始まります。
今週の「ロケットモーゲジ クラシック」には前述したように、ツアーカードの優先順位が高い選手が出ていないため、小平智が出場資格を得てプレーしましたが、カットラインに3打足らず予選落ちしました。
小平は2018年4月の「RBCヘリテージ」で米ツアー優勝して、2年間のツアーカードを獲得しました。カードは2020年のシーズン終了まで有効でしたが、コロナ禍のために1年間延長となり、2021年シーズン終了時までプレーを続けることができました。
しかし、2021年シーズン終了時、翌シーズンのツアーカードが与えられるフェデックスカップポイント上位125位に入ることができなかったので、ツアーカードを失ってしまいました。
そのため今季は、先週の「3Mオープン」を含めわずか15試合しか出場できず、1月のソニーオープンの12位タイがベストの成績で、予選落ちを7回喫しています。フェデックスカップポイントの順位も現在163位と大きく低迷しています。
来季はさらに出場機会が少なくなることが予想されます。それでも来シーズン米PGAツアーに戻るため挑戦を続けるか、あるいは日本ツアーに戻ってくるか、思案のしどころのように感じます。