全英オープン2日目を終わって

今季最後のメジャー大会「全英オープン」は予選ラウンドの2日間が終了しました。上位の選手は以下のとおりになります。

1位 キャメロン スミス(豪)

2位 キャメロン ヤング(米)

3位タイ ローリー マキロイ(北アイルランド)

3位タイ ビクター ホブランド(ノルウェー)

5位 ダスティン ジョンソン(米)

6位タイ スコッティ シェフラー(米)

6位タイ テリル ハットン(英)

8位タイ アダム スコット、パトリック キャントレー他2名

1位のスミスは、先週のスコットランド オープンで10位タイに入り、世界ランキングの順位をひとつ上げ、現在6位にいる選手です。今年3月、第5のメジャーと言われる「プレーヤーズ選手権」を優勝しており、いままで何度かメジャー大会で優勝争いを演じてきました。優勝の可能性は十分にあります。

2位のヤング(25歳)は、昨シーズン米下部ツアーで2連勝し、米PGAツアーのツアーカードを獲得しました。今シーズン非常に調子がよく、これまで2位タイ、3位タイに5回入り、そのうち5月の「全米プロ選手権」では3位タイの成績を残しています。ウィル ザラトリスと同様に、米ツアーでの優勝経験はないけれど、メジャー大会で上位に入ってくる選手で、現在世界ランキングは32位です。米ツアー未勝利ということが最後の最後に弱さとなって順位を落とすのか、そんなの関係ないと意に介さず優勝まで突き進むのか、注目の選手です。

3位タイのマキロイ(33歳)は、2014年の8月に「全米プロ選手権」に優勝して4つめのメジャータイトルを手にしてから、8年間メジャー大会での優勝がありません。少し前まで予選ラウンドでは上位にいるのですが、決勝ラウンドに入ってスコアをのばすことができない、そんな試合展開が続いていました。しかし、ことしは「マスターズ」2位、「全米プロ」8位、「全米オープン」では優勝争いにからんで結果5位タイの成績でした。そろそろかもしれません。

同じく3位タイのビクター ホブランド(24歳)は、米国オクラホマ州立大学の学生の時に「全米アマ」のタイトルをとったポテンシャルの高い選手です。すでに米ツアーで3勝、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)で2勝をあげていますが、今までメジャー大会で上位に食い込んだことがありません。3日目以降も上位の位置をキープできるか、少し不安が残ります。

そして、5位にはわたしが優勝候補のひとりにあげたダスティン ジョンソンが入りました。あとのふたり、シェーン ローリーは首位と9打差の25位タイ。ルイ ウーストヘイゼンはカットラインに一打及ばす予選落ちしてしまいました。

決勝ラウンドの2日間を楽しみましょう。