「全英オープン」を制したキャメロン スミスは、優勝後のインタビューで、クラレットジャグ(Claret jug)と呼ばれる優勝トロフィーにビールをつぐと、どれくらい入るのか必ず確かめると話していました。
日本の文化にはまったくありませんが、というかトロフィー自体明治時代以降西洋から日本に入ってきたものでしょうが、西洋にはもともとトロフィーのふたをとり、お酒をついで飲む習慣があります。過去にも優勝トロフィーにお酒をついで飲み干すところをSNSにアップした選手が何人かいました。最近では昨年の「USオープン」を制したジョン ラウムが記憶に新しいところです。
大会の翌日スミスは、ビールをついでみると2杯分の量が入ったと忘れずにSNSで報告しています。2杯分とはおそらく1パイントのグラスで2杯と推測され、1パイントは568ミリリットルなので、約1リットルのビールを注ぐことができたようです。
また、アイルランドの空港で出発前の飛行機の中にいるスミスの様子を、メディアがSNSにアップしていますが、明らかにトロフィーが入っていると思われる堅牢なつくりのケースをスミスが頭上の収納スペースへ入れ込もうとしています。
本当に大事なものは紛失する可能性があるので、航空会社に手荷物として決して預けずに機内持ち込みとするという鉄則を忠実に守っています。優勝トロフィーは1年間優勝者が保有することができ、来年の大会が始まる前にR&Aに返却し、返却後にはそのレプリカがもらえることになっています。