ゴルフバッグのケース

この写真はアイルランドにあるエジンバラ空港の預け入れ荷物の様子を撮影した写真です。ほとんどがゴルフバックです。エジンバラ空港は、先週「全英オープン」が開催されたセントアンドリュースオールドコースから50キロメートルのところにあり、出場選手、大会関係者の多くが利用した、言ってみれば海外からの玄関口でした。さらに現在は欧米の夏休みシーズンで、海外からの旅行客、特にアイルランドのリンクスコースでゴルフを楽しもうとする一般ゴルファーの数も急増しています。

最近エジンバラ空港は、お客様サービス専用ラインを閉鎖しました。あまりにも苦情が多く、中には電話口で声を荒げるお客がいるためです。写真に写っているこの状態を見れば、苦情の多さが理解できそうです。これでは預かった荷物のすべてを到着地で、間違いなく乗客に返すことは困難です。

もうひとつの理由は、ゴルフバッグを保護するためのケースの種類は、旅行用スーツケースほどたくさんありません。ひとりの旅行客が自分のゴルフケースだと思い込んで、タグを十分に確認せずに持ち帰ったら、そこでトラブルが発生します。なので、飛行機会社、空港施設に問題がなくても、トラブルの発生を抑えようがありません。

同じようなゴルフケースがたくさんあることを理解したうえで、ケースのハンドルにハンカチを巻きつけたり、ケースに目立つストラップを巻いたり、旅行用スーツケースと同様に、他の人のものとはっきり区別する対策が必要になりそうですね。