女子ゴルフ今季最後となるメジャー「全英女子オープン」の3日目が終了しました。渋野が首位から5打差の2位タイにつけて、最終日を最終組で回ります。
渋野は大会初日に6アンダーの65で単独首位に立ちましたが、2日目に1バーディー、3ボギーの2オーバーとスコアを伸ばすことができず順位を落としました。しかし、3日目に6バーディー、1ボギー、66のスコアで2位タイまで盛り返してきました。
首位に立ったのは、南アフリカのアシュレイ ブハイ(33歳)です。彼女は渋野と浅からぬ因縁のある選手です。ブハイは、渋野が優勝した2019年の「全英女子オープン」の大会で、初日、2日目と首位に立ちました。3日目を終わった時点で渋野が首位、ブハイは2打差の2位でした。最終日4アンダーとして優勝した渋野に対して、2アンダーで5位タイに終わっています。
ブハイは欧州女子ツアーでは3勝をあげていますが、米LPGAでは未勝利の選手です。また、メジャー大会での最高成績が上述の5位タイです。なので、首位を守り切って優勝できるかといえば、かなり難しいのでないかと思います。
むしろ、渋野がもっとも警戒すべきは同じ2位タイにいる韓国のインジー チャン(27歳)です。現在世界ランキング11位の選手で、今年6月のメジャー「全米女子プロ選手権」で優勝し、メジャータイトル3つめを手にした選手です。
首位と7打差の4位タイには、韓国のインビー パク(34歳)もいます。米LPGA通算21勝、メジャー優勝7回と、現役選手のなかでは一番の実績をもつ選手ですが、メジャータイトルを最後にとったのが2015年と7年前なので少し厳しいかも。
あと、首位と9打差の6位タイの位置にいる韓国系のミンジェー リー(26歳)も強敵です。世界ランキング2位の選手で、今年の「全米女子オープン」を制した選手です。
6位タイには山下美夢有(やましたみゆむ)もいます。今季国内ツアーで2勝をあげ、ぐんぐん力をつけてきた選手です。彼女はまるでちょうど3年前の渋野のようです。今回が海外ツアー初挑戦で、怖いもの知らずのイケイケドンドン状態です。
いろいろと予想を立てながら、最終日の試合を楽しみましょう。