今週の「BMW選手権」をキャメロンスミスが棄権

今週の米PGAツアーは、プレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」が開催されます。先週の「セントジュード選手権」の結果、フェデックスカップポイント上位70名の選手がこの試合に出場可能となります。そして、来週はいよいよシリーズ最終戦「ツアー選手権」を迎え、「BMW選手権」の上位30名のみが進出することができるサバイバル戦です。

今週の「BMW選手権」へ出場を予定していたキャメロン スミスが、急きょ腰の違和感を理由に欠場を発表しました。スミスについては「ツアー選手権」終了後にLIVゴルフ移籍を発表すると噂されています。

https://worldgolfinformation.com/2022/08/12/

スミスは先週の「セントジュード選手権」でも調子がよく、最終日優勝を十分に狙える首位と2打差の3位タイからスタートするはずでしたが、米PGAツアーからスタート直前に2打罰を科せられました。

その理由は3日目のプレーにあったのですが、3日目のスコアカードをスミスが提出するときには指摘されず、最終日優勝に向けて気持ちを高めているときに知らされると、大きな動揺を受けます。それに加えて、米PGA側から「LIVゴルフに移籍するあなたには、この大会で勝たせるわけにはいかない。」と暗に言われているような気さえしてきます。(スミスは最終日パープレーでまわり、最終成績は首位と6打差13位タイ)

スミスが2打罰を受けたプレーは、3日目の4番ホール(パー3、180ヤード)でおこりました。彼の打ったティーショットはドロー系のボールで、グリーン左横にある池にころがり落ちてしまいました。一打罰を払ってボールをプレースして、プレーを続けました。プレースした場所が非常に狭く、ボールがペナルティーエリアを示すラインにかかっていたために2打罰を科せられました。ルール上は、ペナルティーエリアから救済を受ける場合、ボールを完全にペナルティーエリア外へプレースしなければならないことになっています。

スミスは、十分なフェデックスポイントを持っているため「BMW選手権」を欠場しても、来週の最終戦「ツアー選手権」には出場できます。1週間ほど間(ま)をあけ、気を取り直して「ツアー選手権」に挑むことになります。スミスがどんな結果を出すかとても楽しみですね。