米PGAツアーのプレーオフ第2戦「BMW選手権」は、世界ランキング4位のパトリックキャントレー(30歳)が優勝し、この大会を2連覇して幕を閉じました。
この大会の3日目に、とても信じられないことが起こっていたので紹介します。ローリー マキロイとスコット スターリングの2人の組が15番(パー3)のグリーンに来た時、ギャラリーの中からひとりの男がグリーンそばに出てきました。
彼は自ら持ってきたボールをグリーンの上に置き、リモコンで操作してそのボールをカップの中に入れようとしたのです。どうもボールの中に駆動装置と制御装置を組み込んでいるようです。
マキロイは数回パターでその動きを制しようとしましたが、そのボールは動き続けカップの方向へ向かいます。いらだったマキロイはボールをつかんで、グリーンそばの池の中に放り込んでしました。
その男はマキロイに何か抗議していたようですが、ほどなく現れた警官に連れられてグリーンを離れていきました。その一部始終は以下の動画をご覧ください。
ボールの転がりをリモコンで操作させるためには相当な費用がかかっていると思われますが、池の中からボールが回収されることはおそらくないでしょう。
3日目は「ムービングサタデー」と呼ばれ、最終日に少しでも上位からスタートしようとスコアアップを狙って、選手は真剣にプレーしています。そんな中集中力をそがれる迷惑千万なはなしです。
でも、観戦しているわれわれにとっては、どこかニヤッとしてしまう出来事でした。