マキロイ フェデックスチャンピオンに

米PGAツアーの最終戦「ツアー選手権」を制したのは、このブログの表紙絵に(無償で)なってもらっている、世界ランキング4位のローリー マキロイでした。彼はこの優勝で最新のランキングでは3位と、ひとつ順位を上げます。

                           写真は全米プロのサイトより

この大会はフェデックスカップポイントの高い選手ほど有利な位置からスタートする試合形式なので、2位タイに終わったスコッティ シェフラーは10アンダーから、優勝したマキロイは4アンダーからスタートしました。マキロイは6打差をひっくり返して優勝したことになります。

昨年の大会は、10アンダーの首位からスタートしたパトリック キャントレーが優勝したので、アドバンテージを生かしましたが、今年の大会のシェフラーは少し恰好悪いと言えなくもありませんが、勝負ごとなのでいたしかたありません。

マキロイの勝因をあげるとすると2つありそうです。15番(パー3、221ヤード)でティーショットはグリーン奥にわずかにこぼれましたが、ピンまで9メートルあった2打目をパターでねじ込こんで、バーディーを奪ったこと。そして、16番(パー4、456ヤード)では、ティーショットをフェアウェー左のバンカーに入れましたが、何も問題なさそうな残り130ヤードの2打目を大きくグリーンオーバーさせてしまいました。しかし、3打目を2メートルに寄せてパーでしのいだことです。

米PGAツアーとしては、LIVゴルフを痛烈に批判し米PGAツアーを全面的に擁護してくれるマキロイがフェデックスチャンピオンになったことは、理想的な結果となりました。もしもチャンピオンになった選手が、LIVゴルフへの移籍を発表したりするとその打撃ははかりしれないものになります。

この試合で米PGAツアーの今シーズンの全日程が終了したので、グレッグ ノーマンが新たにLIVゴルフに加入する選手を数名近日中に発表します。その中には最終戦「ツアー選手権」に残った30名の選手も含まれるとうわさされています。いったい誰が含まれるのか注目されます。