ミケルソン 原告団からはずれる

フィル ミケルソンはLIVゴルフに移籍し、今年6月LIVゴルフ招待シリーズの初戦となるロンドン大会に出場し、米PGAツアーから規約違反を理由に、無期限出場停止の処分を受けました。

ミケルソンはこの処分を不当として、同様な処分を受けた選手とともに米PGAツアーを相手取りカリフォルニア州の裁判所に訴訟をおこしました。米PGAツアーに所属しているわけではなく、ひとりの個人事業主としてプレーしている選手に対して、米PGAツアーはその地位を利用し、選手が自由に選択して試合に出る権利を奪っていると。

当初この訴訟に原告として加わっていたのは、米PGAツアーメンバー11名でしたが、すでにアブラハム アンサー、ジェイソン コクラックらは原告からはずれており、今回ミケルソンとともにイワン ポールター、テイラー グーチ、ハドソン スワフォードらも原告からはずれました。

それは、選手たちに代わってLIVゴルフが原告の立場に立って裁判を継続しておこなってくれるからです。本人たちが原告に立場にいると、長い裁判の中で何度も出廷し証言しなければならず、本業のゴルフに支障をきたします。そのわずらわしさをLIVが肩代わりしてくれるので、選手としてはゴルフに専念できとても助かります。

ただ、まだブライソン ディシャンブーを含む3名の選手は原告に立場に残りますが、どういう考えで残るのか明らかにされていません。自分の今後にかかわる非常に大事な裁判なので、最後まで関わっていきたいと考えたのかもしれません。

裁判のゆくえに注目していきましょう。