「マスターズトーナメント」と「R&A」が、アジア太平洋地域のアマチュアゴルフを育成するために、2009年から始めた「アジアパシフィックアマチュア選手権」は30日に最終日がおこなわれ、オーストラリアのハリソン グロー選手(21歳)が13アンダーのスコアで優勝しました。
わたしが押していた中国のボー ジン選手は1打差の2位、タイのラトチャノン チャンタナヌワット(ニックネーム:TK)は13位タイ、韓国のウーヤン チョーは20位タイに終わっています。なお、日本人の最高位は鈴木隆太選手の3位タイでした。
優勝したグロー選手には、来年の「マスターズ」と「全英オープン」への出場権が与えられます。グロー選手はこの大会をアマチュア世界ランキング43位の位置で迎えましたが、今年の春さきまでは調子がよく、オーストラリアのプロの大会(ニューサウスウェールズオープン)で優勝した実績もあります。
しかし、夏場にかけて海外のアマチュア大会で結果を残せず、日本オープンにも出場しましたが予選落ちを喫しています。そのためこの大会が終わったらすぐにプロに転向する予定でいましたが、優勝して2つのメジャー大会に出場できることになったのでアマチュアにとどまる意向を示しています。そして、来年のこの大会で連覇することも大きな目標になりました。
2つのメジャー大会をステップに、オーストラリア出身のアダム スコット、キャメロン スミスらに続いて、米PGAツアーで活躍する選手に成長することを期待したいですね。