ディシャンブー ドラコン大会2位

アメリカのネバダ州で、世界中からドライバーの飛距離に自信のあるつわもの128名が出場して「2022 PLDA世界選手権」という大会が開催されました。ブライソン ディシャンブー(29歳)が出場し、惜しくも優勝は逃しましたが2位に入りました。

ディシャンブーの決勝戦での飛距離は406ヤード、優勝したドイツのマーティン ボルグマイヤーの飛距離は426ヤードでした。決勝戦のもようは以下のサイトから

ディシャンブーは米PGAツアーでも平均飛距離NO1でしたが、高額な契約金を手にしてLIVゴルフに移籍しました。移籍後出場した第2戦ポートランド大会では48人中10位、第3戦ベドミンスター大会で34位、第4戦ボストン大会で17位タイ、第5戦シカゴ大会で10位の成績です。4試合ともに優勝争いにはからんでいません。

ディシャンブーは今年の「マスターズ」で予選落ちしたのち、以前から悪くしていた左手首の手術をおこないました。しかし、406ヤードも飛ばせるのですから、もう手首はまったく問題ないのでしょう。

ディシャンブーは2020年の「全米オープン」に優勝しているため、2025年までの4大メジャー大会に出場する資格を保有しています。この資格を生かして2つめのメジャータイトルを果して手にすることができるか? これがLIVゴルフにとっても米PGAツアーにとっても一大事になります。

松山英樹(30歳)にもLIVゴルフへ移籍のうわさが流れ、超高額の契約金がオファーされたなどと情報が飛び交いました。松山は昨年の「マスターズ」を優勝しているので2026年までのメジャー大会に出場できます。この点が破格の契約金オファーの理由でした。

もし、LIVゴルフ所属の選手がメジャー大会で優勝すれば、LIVゴルフと米PGAツアーのし烈な勢力争いに大きな影響を及ぼします。LIVゴルフを世界ランキングの対象外にしたままでいいの?という声もさらに大きくなります。

ディシャンブーとともに、今年の「全英オープン」を制し、現在世界ランキング3位のキャメロン スミス(29歳)、同21位のワッキー ニーマン(23歳)、同24位のアブラハム アンサー(31歳)らの選手に、その期待がかかります。