少し先の話になりますが、12月1日から米PGAツアー競技として「ヒーロー ワールドチャレンジ」が、フロリダ州マイアミの沖に浮かぶバハマ諸島で開催されます。この大会はタイガー ウッズがホストをつとめる大会で、20名の選手が出場します。ことしの大会は、現在の世界ランキングで21位までの選手のうち、17名が出場するという豪華な顔ぶれになりました。
1位のスコッティ シェフラー、5位のエグザンダー シャフレ、6位のジョン ラウム、7位のウィル ザラトリス、8位のジャスティン トマス、9位のコリン モリカワ、10位のマット フィッツパトリックらが出場を予定しています。
世界ランキング上位の選手で今回出場しないのは、2位のローリー マキロイ、4位のパトリック キャントレーのふたりで、LIVゴルフに移籍した3位のキャメロン スミスもこの大会が米PGAツアー競技であることから出場していません。ランキング18位の松山英樹も出場します。彼はこの大会の常連で2016年の大会では優勝を果しています。
この大会は、米PGAツアーのシーズンを通して競われるフェデックスカップポイントの対象とはなりませんが、世界ゴルフランキングのポイントは付与されるという少しかわった位置づけの大会です。
今回発表されたのは20名のうち17名のみで、あとの3人は後日発表されますが、その3名の枠で、タイガー ウッズが選手として出場するのかどうか今後注目されます。
タイガーは昨年2月に自動車事故で大けがを負って治療に専念していましたが、ことしになって「マスターズ」、「全米プロ選手権」、「全英オープン」の3つのメジャー大会にだけ出場しました。「マスターズ」では予選を通過し、最終成績は47位。「全米プロ選手権」では、3日目終了後に棄権し、「全英オープン」では予選落ちを喫しました。
タイガーは、46歳という年齢と怪我の状態をみながらのプレーとなるので、今後も出場する試合を限定してのぞむようです。しかし、来年4月の「マスターズ」には間違いなく出場するでしょうから、それまでに実戦感覚を磨くため、きっと何試合か出場します。そのひとつに、今回の「ヒーロー ワールドチャレンジ」が含まれるのかどうか、ファンとしてはとても気になります。