今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)はマドリードで、スペインのナショナルオープンである「スペインオープン」が開催されており、3日目のプレーを終えて世界ランキング6位のジョン ラウム(27歳)が首位に立ちました。
ラウムは3日目、首位から3打差の位置からスタートして、6バーディー、ノーボギーのプレーでホールアウトし、2位の選手に1打差をつけて最終日をむかえます。
ラウムはこの大会を2018年、19年と連覇しており、もし今回優勝すれば、郷土の英雄セベ パレステロスがもつ優勝回数3回に並ぶことになります。
身長188センチ、体重100キロと体格に恵まれたラウムは、デビュー当時からいずれメジャータイトルを手にする選手と期待されていました。昨年の「全米オープン」で初メジャータイトルをとりましたが、今年は4つのメジャー大会でトップテンに入ることができず、「全米オープン」での12位タイがベストと、本人にとっては不本意な成績でした。
ラウムはことしの3月までは世界ランキング1位の座を守っていましたが、現在は6位まで順位を落としています。このスペインオープンで優勝してはずみをつけ、来年のメジャー大会では優勝にからんでほしいと思います。
ラウムにもLIVゴルフに移籍するのではといううわさがひろまりました。しかし、移籍後メジャー大会に出場し続けることがまったく不透明な現在の状況では、移籍することはまずありえません。ラウムの米PGAツアー、DPワールドツアーでの活躍を楽しみにしましょう。