8月11日のブログで、ゴルフを扱った新作映画について紹介しました。
https://worldgolfinformation.com/2022/08/11/
今度は、ジョン デイリーの人生を描く映画ができるというニュースが海外メディアで報道されています。
ジョン役を務めるのはジョナ ヒル(Jonah Hill)という俳優で、ヒルはブラッド ピット主演の「マネーボール」という大リーグベースボールを扱った映画の中で、選手のデータを分析し、監督であるピットを補佐する男の役を演じ、好評でした。
ジョン デイリーは56歳で、現在米シニアツアーでプレーしていますが、レギュラーツアーでのデビューというのは、とても鮮烈なものでした。米PGAツアーのメンバーになったばかりの1991年に、ほとんど無名の選手として、メジャー大会「全米プロ選手権」を優勝しました。それも控え選手の10番目から繰り上がって出場した大会でです。
肩と腕を大きく回すしなやかなスイングから繰り出される飛距離は群を抜き、1大センセーションを巻き起こしました。さらにその4年後には「全英オープン」も制し、2つめのメジャータイトルを手にしました。
しかし、その後はアルコール依存症、ギャンブル、薬物中毒、度重なる離婚などで世間の注目を集めるようになり、選手としての実績はあまり残していません。シニアツアーに参戦しはじめてからは、2017年に1勝をあげています。
デイリーは歌が上手で、シングル曲「Hit it hard!」をリリースしています。また、幼少期に父からひどい虐待を受けたことも告白しています。
映画の中で、彼の人生のどこに大きくスポットを当てて描かれるのか、まだわかりませんが文字通り「波乱万丈」の人生を歩んだデイリーには、強さと弱さがともにあってたいへん興味をそそられます。まだ先のことになりそうですが映画の公開が楽しみです。