マキロイとキム トム

米PGAツアーの「CJカップ」は初日のラウンドを終了しました。昨日のブログでお伝えしたように20歳で米ツアー2勝目をあげたトム キムは、ローリー マキロイと一緒にラウンドして、6バーディー、1ボギーの66。マキロイも5バーディー、ノーボギーの66とふたり並んで、首位と1打差の3位タイと絶好のスタートを切りました。

キムは世界ランキング2位のマキロイに対して、一歩も譲らず18ホールをプレーして、立派なものです。もうひとり一緒の組で回ったリッキー ファウラーは、3オーバーの74とかなり出遅れてしまいました。この大会もZOZO同様に予選カットはないので、予選落ちの心配はありません。先週の「ZOZO選手権」では最後まで優勝争いをしたあの勢いをなんとか続けてほしいですね。

マキロイはホールアウト後のコメントの中で、「ラウンド中、トムとはいろいろな話をした。食べ物の話とか住まいの話とか、、、彼が自分のドライバーの飛距離に驚くので(注:マキロイの初日ドライバー飛距離は平均352ヤードで首位)アドバイスした。まだ20歳だ。これから訓練によってどんどん飛距離は伸びていくので心配しないこと。」

「飛距離だけを追い求めると、ほかのスキルが影響をうけ成績が下がる。自分もブライソンディシャンブーが肉体改造をおこなって飛距離を飛躍的に伸ばしたときに、飛距離アップをはかったが全体の調子をくずしてしまった。自分にあったスタイルとは何かを考え直すことで回復することができた。」

現在世界ランキング1位のスコッティ シェフラーもこの大会に出場していますが、初日はイーブンパーで44位タイの成績です。マキロイは、自分の成績とシェフラーの成績次第では、世界ランキング1位の座に返り咲く可能性があります。

マキロイのメジャータイトルは、2014年にとった「全米プロ選手権」が最後で、8年間も4つで止まったままです。ことしは「マスターズ」が2位、「全英オープン」が3位とタイトル奪取にあと一歩のところまできました。2023年は大いに期待できそうです。