昨日このブログで書いたDPワールドツアー「スペインオープン」ですが、ラウムが最終日9アンダー、62という驚異的なスコアで、2位の選手に6打差をつけ優勝を決めました。
世界で活躍している選手が、出身国の多くのファンの前で「ナショナルオープン」を優勝する。それは世界の舞台で発揮している力を、自らの国の最高の舞台で証明してみせる。選手にとっても、ファンにとってもすばらしい瞬間です。
この優勝でラウムは世界ランキングを6位から5位へとひとつ順位をあげます。来年、2つめのメジャータイトル獲得への期待がますますたかまります。
ところかわってタイのバンコクでは、LIVゴルフ第6戦が開催されました。10月6日のブログでこの大会に谷原が再出場することを書いています。
https://worldgolfinformation.com/2022/10/06/
このブログの中で、高額賞金が売りのLIVゴルフ大会は、かりに最下位になったとしても12万ドルを手にすると書きました。結果はあろうことか、谷原は最下位に終わりました。出場選手48名中、ひとりの選手が体調不良で途中棄権し、谷原は47位の成績です。それでも12万2千ドルゲットしました。
ことし6月にLIVゴルフの初戦が始まり、谷原らが出場を決めたときは、日本ゴルフツアー会長の青木功は、出場を容認するコメントを発していました。しかし最近は、選手がLIVゴルフに出場することは、米PGAツアーとの関係を危険にさらすことになると注意喚起しています。
そんな状況のなかで、再度LIVゴルフに出場する谷原の気持ちについては、推測することしかできませんが、なかばやけっぱちなのではないでしょうか? 再出場すれば、米PGAツアー、DPワールドツアーへの道は完全に閉ざされるとみていいでしょう。それでもいいや、もらえる大金はもらっておけ、と。
谷原はすでに43歳で、来月には44歳になります。いくら実力があったとしても、日本ツアーでさえそうやすやすと優勝できる年齢ではありません。もう1試合LIVの試合に出て12万ドル稼いて、退職金がわりにしようと、、、、
谷原選手には非常に失礼なはなしですが、そう考えるほかに解釈のしようがありません。