昨日も改正された世界ゴルフランキングの問題点について書きましたが、今日はおもしろい指摘がSNSに投稿されていたので紹介します。(この画面の下にあるカレンダーの日付をクリックすると昨日分をご覧いただけます)
世界ゴルフランキングのウォッチャー氏によると、今の世界ゴルフランキングシステムのもとで、もしひとりの若い選手がプロとしてアジアンツアーでプレーをスタートさせ、1年に20試合に出場したとする。世界ランキング50位以内に入ろうとすれば、ランキングの対象となる2年間40試合のうち、20勝以上あげなくてはならない。
つまり、2年間の間2試合に1試合以上は優勝する必要があることになり、100%不可能ということになります。
12月4日(昨日)試合が終わったアジアンツアーの大会で優勝したタイ人のサリット スワラナット選手が獲得したポイントは5.91ポイント。日本ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」で優勝した谷原秀人が獲得したポイントは、それ以下のわずか4.84ポイント。フルフィールドで開催された先週の「カシオワールド」でさえ、優勝したチャンキムが得たポイントは6.73。
日本男子ツアーで年間5,6勝しただけではまったく歯がたたない。この現実を現在日本ツアーでプレーしている選手は、はっきりと認識すべきです。いくら日本ツアーで頑張っても世界への道は100%開かれない。もし、本当に世界の舞台でプレーしたいと思うのであれば、アジアンツアー、日本ツアーを経由しない道を選択すべきでしょう。