スポーツ イラストレイティット社が選ぶゴルフ20大ニュース

ことしもあと半月余りとなった。この時期になると、この1年どんなことがおこったか振り返る記事を多く見かけるようになる。スポーツ イラストレイティットのゴルフ電子版が、ことし1年ゴルフ界で何がおこったか、20大ニュースの連載を始めた。

今年ゴルフ界でおこったNO1の出来事といえば、誰が考えてもLIVゴルフが創設されたことになると思うが、スポーツイラストレイティット社の選ぶゴルフ20大ニュースを20位から順に今後紹介していく。

第20位  ヘンリック ステンソン(46歳)

ゴルフダイジェスト社ウェブサイトより

ステンソンは、2016年の「全英オープン」を制して、スウェーデン人男子として初めてメジャータイトルを手にした。DPワールドツアー(旧欧州ツアー)で通算11勝。米PGAツアーでも6勝をあげ、2013年にはフェデックスカップ チャンピオン(シーズン最優秀選手)にも輝いている。

ステンソンは今年3月、来年イタリアのローマで開催されるライダーカップ・ユーロチームのキャプテンに選ばれた。ライダーカップに選手として出場すること、そしてライダーカップのキャプテンを務めることは、欧州とアメリカ出身の選手にとっては非常に名誉なこととされている。

しかし、彼はキャプテンに選出されているにもかかわらず、LIVゴルフに移籍することを7月に表明した。2016年の「全英オープン」以降、その翌年に米ツアーで1勝をあげただけで、46歳という選手としての最良の時期をやや過ぎた年齢でもあり、LIVゴルフが提示する高額な契約金を無視するわけにはいかなかったようだ。しかし、強い批判にさらされ、すぐさまライダーカップのキャプテンの職をはく奪されてしまう。

ここまでの内容でもトップ20位に入る大きなニュースであるが、ステンソンはLIVゴルフに移籍して初めて出場したアメリカ、ニュージャージー州での第3戦で優勝してしまったのだ。優勝賞金として得た金額は400万ドル(5億6000万円、1ドル140円換算)

次、トップ19位に誰が入っているか、ご期待を。