「マスターズ」を主催するオーガスタナショナルGCのフレッド リドレイ会長は、現地時間の20日(火)、「来年4月6日から開催されるマスターズには、今までの選手招待基準をそのまま適用し、LIVゴルフに移籍した選手も招待する」と発表した。
LIVゴルフに移籍して招待される16名の選手は以下のとおり
マスターズ過去優勝者として、セルジオ ガルシア、ダスティン ジョンソン、フィル ミケルソン、パトリック リード、チャール シュワツェル、ババ ワトソン
過去5年間のメジャー大会優勝者として、キャメロン スミス、ブルックス ケプカ、ブライソン ディシャンブー
2022年末の世界ランキング50位以内の選手として、テーラー グウチ、ハロルド バーナー3世、ジェイソン コクラック、ケビン ナー、アブラハム アンサー、ルイ ウーストヘイゼン、ワッキー ニーマン
4大トーナメントの中で「マスターズ」だけは、有資格者が大会から招待状を受け取ってはじめて出場できるため、来年の大会にLIVゴルフのメンバーが招待されるのかどうか注目されていた。マスターズ委員会は2024年以降の大会の招待基準については、来年の「マスターズ」の週に発表するとしている。
現在LIVゴルフが開催する試合には、世界ランキング算出のためのポイントが与えられないため、この状態が続けば再来年の試合には、LIVゴルフの選手が世界ランキング50位以内に留まることは不可能で、招待されるのは歴代チャンピオンと、過去5年間にメジャー大会に優勝した選手だけとなってしまう。
もし、来年の「マスターズ」でキャメロン スミス、ダスティン ジョンソン、ブルック スケプカらLIVゴルフに移籍した選手が優勝することになれば、米PGAツアーとLIVゴルフの力関係に大きな影響を与えることが予想され、LIVゴルフの試合を世界ランキングの対象にせざるを得ないような流れになるかもしれない。
来年4月の「マスターズ」では、LIVゴルフに移籍した16名の選手がどんな活躍をするのか、ぜひ注目したい。