マンデーフィニッシュとなったDPワールドツアーの「ヒーロー ドバイ デザート クラシック」の最終日は、最後の最後まで目が離せない展開となった。
この大会が始まる前に会場のドライビングレンジで練習しているローリー マキロイのところにパトリックリードが近づいていったときのやりとりがSNSで大きな反響を呼んでいた。詳細は27日付のブログを
2023年1月27日 | 海外ゴルフ最新情報 (worldgolfinformation.com)
最終日を3打差リードの首位でスタートしたマキロイは、この日調子があまりよくなかったが、リードのほうは絶好調で7アンダー65のスコアで、トータル18アンダーとしクラブハウスリーダーとして、最終組のマキロイを待った。
マキロイは、最終18番ホール(パー5)でバーディーと奪えば優勝だが、パーならリードとのプレーオフにもつれ込むという苦しい状況だった。マキロイのティーショットはフェアウェー右に飛んでいったが、幸運なことに池のふちでぎりぎり止まった。ライの状態から2打目でクリーンを狙うことを断念し、3打目に賭けた。3打目めのアプローチショットは、ピンまで5メートルとやや距離を残したが、ローリーはこれをしっかりと決め、リードを振り見事に優勝をきめた。
今回のリードとの個人的な確執だけでなく、昨年LIVゴルフ批判の急先鋒に立ったマキロイにとっては、LIVゴルフに移籍した選手にだけはどうしても負けることはできないという意地もあった。
さすがは世界ランキングNO1のマキロイ。きめるところでは、しっかりきめる。勝負強い選手だ。ことしのメジャー大会では優勝を期待したい。