モリカワ 最終日崩れる

米PGAツアーの「セントリー トーナメント(オブ チャンピオンズ)」は思わぬ展開となりました。初日から64で首位を走り、その後も66、65の好スコアで首位を守り、最終日は2位に5打差をつけてスタートするコリン モリカワが優勝すると誰もが思ったはずです。

しかし、バックナインの14,15、16番で3連続ボギーと崩れたモリカワに対して、12,13、14番を連続バーディーとして、15番ではイーグル、最終18番でもバーティーを奪い10アンダーのスコアでホールアウトしたジョンラウムが逆転優勝を決めました。

コリン モリカワが最近パーカー マックラチリンというチッピング(寄せ)専門のコーチを新たにつけたことはこのブログで書きました。

2023年1月7日 | 海外ゴルフ最新情報 (worldgolfinformation.com)

マックラチリンの指導を受けたあとの印象として、彼のチッピング理論とトライバー、アイアンを打つときに手首を内側に折る自分のスタイルが、まだしっくりきていないと話していました。

トップの位置で手首を内側に折るモリカワ

どうもこの不安が、最終日のバックナインで優勝争いをしているときに受ける強いプレッシャーのため、大きなミスにつながったようです。

1つは、14番(パー4、284ヤード)で、バンカーからピンまで残りわずか24ヤードのショットです。大きくグリーンオーバーしてしまいます。

もう1つは、16番(360ヤード、パー4) フェアウェーからの第2打で、残り77ヤードです。ちょっとプロとしてはあり得ないミスショットです。

新たについたチッピングコーチの理論とみずからのスイングの融合に、モリカワにはもう少し時間が必要なようです。