昨年6月にロンドンで第1回大会を開いたLIVゴルフは、昨年中8試合を開催した。今年(2023年)のスケジュールについて、世界中で14試合を開催するとしているが、日程とコースが確定しているのは、前半の7試合のみという異常事態である。
米PGAツアーからトップ選手を超高額な契約金で引き抜いて立ち上げ、米PGAツアーと敵対関係にあるLIVゴルフに対して、「どうぞ、いつでもうちのゴルフ場を使ってください。」と申し出てくれるゴルフ場がなかなかないのであろう。昨年は自身が所有するコースを2つ会場として提供したトランプ元大統領も、今年は今のところ使わせる気はないようである。
LIVゴルフが、米PGAツアーと将来共存していくというめどがまったく立っていない現時点で、コース使用を許せば、米PGAツアーとの今後のつきあいが完全に絶たれてしまう恐れがあるので、それだけは避けたいというのがゴルフ場の本音ではないか。
開催が確定している日程は以下のとおり
2月24-26日 エル カマレオンGC、メキシコ
3月17-19日 ザ ギャラリーGC、アメリカ アリゾナ州
4月21-23日 ザ グランデGC、オーストラリア アデレード
4月28-30日 セントーサGC、シンガポール
5月12-14日 シーダーリッジCC、アメリカ オクラホマ州
6月30日―7月2日 レアルクラブ ヴァルデマラ、スペイン
8月4―6日 ジ オールドホワイトコース、アメリカ ウエストバージニア州
これ以降のスケジュールについても決定次第、お伝えする。