今週のDPワールドツアー

今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、アラブ首長国連邦のアブダビで「アブダビHSBC選手権」が19日から始まった。

DPワールドツアーは年が明けて先週からスタートしたが、先週は団体戦(イギリス&アイルランド対欧州本土国)だったため、今週から本格的に試合が始まる。

「アブダビHSBC選手権」初日のプレーは日没サスペンディッドとなったが、暫定で1位に立ったのは8アンダーのルーク ドナルド(45歳)。ドナルドは今年9月にイタリアのローマでおこなわれる「ライダーカップ」のキャブテンである。キャプテンに任命されていたヘンリック ステンソンが、昨年LIVゴルフに移籍したため急きょ務めることになった。

そのヘンリック ステンソン(46歳)もこの試合に出場している。DPワールドツアーは米PGAツアーと同様に、LIVゴルフ選手を出場停止処分にしたが、この処分を不服とした一部の選手が処分は無効だと訴えをおこし、処分の執行を停止する仮処分が現在認められており、出場可能な状態になっている。

ステンソンも初日好調で、首位に4打差の12位タイにつけた。ドナルドとしては、「正義はわれにあり」ではないが、ステンソンだけには何があっても負けられないという気持ちだろう。あと3日間、両者のプレーから目が離せない。

日本人選手はツアーカードをもつ川村昌弘が5位タイにつけた。昨年末、ツアーカードを獲得した久常涼はこの大会に出場していない。

来週もアラブ首長国連邦ドバイで「ヒーロー ドバイ デザート クラシック」が予定されており、こちらの大会には、日本人選手が数名エントリーをすませている。

今年から、昨年の日本ツアー賞金ランキングトップ3名にDPワールドツアーのツアーカードが与えれることになり、該当する比嘉一貴、星野陸也、岩崎亜久竜の3名が出場を予定している。加えて河村と久常である。

2022年12月6日 | 海外ゴルフ最新情報 (worldgolfinformation.com)

現在米PGAツアーのツアーカードを持っているのは松山英樹だけで、DPワールドツアーのほうは5名。日本人選手の活躍を期待するファンにとっては、DPワールドツアーのほうが興味がわきそうだ。